ポケモンGO狂想曲~悲しみのポケッシー、そしてポケモン焼け
悲しみのポケッシー
隅田川花火大会当日…都内には浴衣姿の人が多くみられます。
今年は1週間ほど前にポケモンGOがリリースされたタイミングであったため、花火に行く前にポケストップ密集地に出かけた人も少なくなかったようです。
その1つである代々木公園。
多くのトレーナーが集まっています。浴衣姿の人もちらほら。
そんな中に浴衣姿のリア充方向の女子2名と非リア感満載の男子2名の4人組がいました。男子が女子にポケGOについていろいろと教えている感じです。ひとしきりポケモンをつかまえた後は花火に行くのでしょうか。
ところが
ポケモンGOを終えると、何事もなかったかのように男女は別方向に去っていきます。女子2名はこれから花火に行くのでしょう。違う方向に去っていく男子2名は相変わらずスマホを眺めつつポケGOをやりながらなにか2人で話しています。
つまり
この男子2名は、女子にとってポケモン情報を得るためだけの存在だったようです。
バブル期に使われ今や死語となったアッシーやメッシー君の末裔の誕生です。
ポケッシー
なんだかもの悲しいですね…( ˘ω˘ )
ポケモン焼け
耳慣れないことばです。
ポケモンGOをしている場合、通常スマホを持つほうの腕は曲がった状態です。もう一方の手で操作する場合、そちらの腕も曲がった状態になります。
この状態では、ヒジの内側がくっついています。
ポケモンGOは屋外に出ることが多くなるゲームです。真夏の炎天下でポケモンGOをしていると腕はどんどん焼けていきます。
しかし
曲がった状態のヒジの内側には日光はあたらないことになります。
すると
腕は黒いのにヒジの内側だけが白くなってしまいます。
これがポケモン焼けです。
腕が黒いのにヒジの内側だけ白くなっている人がいたら、その人はポケモンGOにはまっています…( ˘ω˘ )
ヤフー2016年3月期第3四半期連結決算発表から考えるECとフリマの少し先の世界としてのヤフー経済圏
またもや長いタイトルですね(汗)。
さて、2月2日、ヤフージャピヤーンが2016年3月期第3四半期の連結決算を発表しました。
ヤフーの決算説明会資料はこちらから。
決算説明会資料 - IRアーカイブス - IR情報 - ヤフー株式会社
ECとフリマの関係では、基幹事業と位置付けられるオークション関連と先行投資事業と位置付けられるショッピングに注目することになります(+決済)。
以下、注目点を箇条書きにすると…
・ヤフオクが、もともとB2CとC2Cの双方・新品と中古品の双方を含むサービスであることを前提として認識しつつ…
・注力している取組として挙げられている3点、1)売買しやすい世界の磨き込み、2)家庭に眠る埋蔵品の発掘、3)市場規模の大きい自動車・不動産の開拓。
・トレードカービュー、ブックオフオンライン、Yahoo!チケットなどは、既に実績値に織り込まれていること。
・ヤフオク!カンパニーの従業員数は(意外と少なくて)282人であること。
このあたりから、先日フリマサービスをリリースしたZOZOが新品の販売とあわせて経済圏を作ろうとしていることなどとも対比しつつ、決済についても考慮しながら、もともと巨大なヤフオクを有するヤフーがショッピングに先行投資して最終的にどのような経済圏を目指しているのかをよく考えてみる必要がありそうです。
(おまけ)
いつから払っていたのか思い出せない程度には長期間課金していた(こういう人がとても多い)Yahoo!プレミアム会員は昨年解約しました。例によって解約しにくくなっており「ホントにいいの?オレYahoo!だよ?マジなの?いいことあるよ?ホントにホントにいいの?」と問いかけられたような気がしますが、いまひとつ決定的な特典がなく、解約プロセスをチェックするという明確な目的を有するわたしには通用しませんでした。ゴメンなさい…( ˘ω˘ )
ベンチャーキャピタリストの書いたスタートアップの資金調達環境についての記事を読むときに気をつけるべきたった1つのこと
なんと長いタイトルなのでしょう。
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2016年になり、いろいろな方が今後のスタートアップの資金調達環境に関する記事を書かれています。中でも多いのはベンチャーキャピタリストの方々(長いので以下「ベンキャピさん」と略します)による解説記事です。ベンキャピさんは、スタートアップ(ベンチャー)に資金を供給するプロであり、スタートアップの資金調達に当然ながらとても詳しく、また、調達環境の動向にも敏感なので、これは当然のことです。
実際のベンキャピさんたちの記事を見てみましょう。
どちらの記事も、起業家にとって参考になる素晴らしい内容です。
また、スタートアップのアドバイザーをされている方の記事も見てみましょう。
こちらもとても参考になります。
しかし…
何かが気になります。
資金調達環境が厳しくなっていく時期に上記のような記事が書かれるのは自然なことです。また、バリュエーションが高騰し、バブル的な状況になっているときに、「これはバブルであり、いつかははじける」という指摘はよくなされます。
しかし、バブルに向かう時期に「これからはバリュエーションはどんどん上がっていくので起業家は強気で行こう!」というような記事をベンキャピさんたちが書いているのはあまり目にしません。
そうです。どんなに素晴らしい記事であっても、やはりポジショントークになっている面があるのです。たとえそれが意識的なものでなく無意識的なものであるとしても、結局、ポジションから自由になることはできません。中には「これはポジショントークですが…」と断って書かれていることもありますが、その場合でもポジショントークとされている以外の部分も実はポジショントークになってしまっている場合もあります(わざとそのようなことをするような性格の悪い人はそうそういないとは思いますが…)。
というわけで、気をつけるべき1つのことというのは、どんなに素晴らしい内容であっても、やはり1つのポジショントークであるということを忘れずに一歩引いて参考にしましょう、ということで、これがこのエントリーの結論になります。
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なんと普通の結論なのでしょう。
(追記)
普通のことというのは意外と忘れやすいものです。エクイティによる資金調達に必要な資本政策は後戻りできないものなので、普通のことを忘れないように、慎重に、かつ、大胆さをもって取り組むようにしましょう…( ˘ω˘ )
では、また。
起業と情熱のあいだ
宗教家にはパワフルな人が多い。
その宗教家のパワーの源は情熱である。
そしてその宗教家の情熱は、この世のひとつ上の意味に気づいたことにその源泉を有する。
宗教家は、彼(彼女)が気づいたこの世の意味を中心とする世界観を形成し、たとえそれが幻想に過ぎないとしても、その世界観にしたがってこの世のできごとを解釈していく。その解釈と世界観に住まう他の者たちを信者と呼ぶ。
ひとつ上の意味に基づく世界観によって導き出される個々の解釈がいかに滑稽なものであっても、それが一つの「世界」を構成している以上、他の世界観の持ち主が個々の誤りを指摘しても宗教家も信者も揺らぐことはない。
新興宗教の信者を脱会させる試みの困難さの理由はここにある。
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起業家もまたパワフルな人が多い。
その起業家のパワーの源もまた情熱である。
では起業家の情熱は何に由来するのか?
それはこの世のひとつ先の世界に気づいたことにその源泉を有する。
起業家は、彼(彼女)が気づいたひとつ先の世界を構成する事業を具体化し、この世のできごとを変えていく。このような起業家をビジョナリーと呼ぶ。
起業家が目指すひとつ先の世界はもちろん、実現しないかもしれない。ただの妄想かもしれない。あるいはひとつではなくふたつ先の世界で一足飛びに実現することはなく、あえなく失敗するかもしれない。
だが
実現するかもしれない。
妄想が現実に、変わるかもしれない。
起業の困難さと悦びはここにある。
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あなたには実現したい世界がありますか?
Amazonがヨドバシに抜かれた日
日用品のほとんどをAmazonで購入しており、もはやAmazonなしの生活は考えられない状況になってずいぶん時間が経ちましたが、最近少し状況が変わってきました。
Amazon Prime
配送特典から始まったAmazon Primeは、動画、音楽、ストレージ、写真など、近時さまざまなサービスが付加されており、他のどんなサービスよりもお得な内容になっています。
しかし他方で、本丸のECについては、安価な商品を中心にあわせ買い対象商品になると2500円以上購入しなければそもそも購入できなくなったのを皮切りに、有料のAmazonパントリーが導入されたことに伴い、単品ですぐに配送料無料で届く商品は減っています。Prime Nowが始まったので問題なさそうに見えますが、従来のヘビーユーザーである私の目からは、日用品の購入については、Amazonは劣化しているように見えます。定期おトク便で購入しているものもたくさんありますが、対象商品は限定的です。
Amazon、ヨドバシに抜かれる?
家電については、すでに少し前からAmazonではなくヨドバシで購入することが多くなっていますが、ついに一部の日用品についてもAmazonよりもヨドバシの方がよいと思うに至りました。
日用品で定点観測しているもの中に、トイレットペーパーとティッシュペーパーがあるのですが、しばらくサボっていたところ…ヨドバシの方がよくなっていたので、Amazonからヨドバシでの購入に移行しました。大げさなタイトルは、私の中でAmazonの日用品がヨドバシに抜かれ始めたという意味でした…( ˘ω˘ )
防災とトイレットペーパー
話はそれますが、トイレットペーパーはつねにかなりのストックがあるように購入しています。経済産業省は、1か月分のトイレットペーパーの備蓄を呼びかけており、備蓄用に長期保存可能な商品もありますが、紙質が悪そうなので、通常の商品を備蓄用も兼ねて大量に購入しています。